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【検証魂】12球団の「生え抜き率」を検証する

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 日本ハムが仕掛けてきた。 本日15日に2件のトレードを成立。 今年は2月の糸井トレードに始まり、日本ハムがトレードで話題を席巻してきた。 それに対するは広島カープ。 トレードというものは今年1件行ったものの、毎年1件ずつぐらいなのが現状。 確かにドラフトと外国人選手補強をメインにして着々と戦力を築き上げ、今年は3位にまでなった。 が、大竹のように「主力級」が1人いきなり抜けると、一気に戦力はダウンすることがカープの特徴というか弱点と言える。 かと言って今年も補強に関しては静観の姿勢が続いており、獲得を考えているのも井端くらい。 外国人選手は投手を1人既に獲得し、野手に関してもあと1人ほど獲得することを考えているみたいだが、おそらく補強はそれぐらいで終わりだろう。 そのために、一部から「補強を積極的に」や「生え抜き主義すぎる」という意見が出ている次第である。 俗にいう「生え抜き」というのはドラフトで入団した選手のことを指すと考えているが、カープはよく「生え抜きが多い」と言われている。 実際、外国人選手を除けば「生え抜き」以外は少ない印象もある。 けども、実際に12球団で比較したらどうなるのか。 それによってはカープ以上に「生え抜き」を抱えている球団があるかもしれないし、やはりカープが1番「生え抜き」が多いという球団になるのか。 それに白黒つけるために、今回は「生え抜き率」というものを独自に設定し、12球団すべての「生え抜き率」を計算してカープが本当に「1番生え抜きが多い球団」なのかを検証したいと思う。 なお「生え抜き率」の基準を説明するが、「生え抜き」というのは、アマチュア以外はどこの球団にも所属したことのない選手を基準にしたいと思う。 勿論助っ人外国人選手はそのほとんどがアマチュア以外のプロ球団を経由しているので、今回は除外して考える。 ただし、本当にアマチュア以外のプロ球団に所属したことがないのならば、1人として計算に入れる。 また日本にもアメリカにもある「独立リーグ」についてだが、過去に所属していた選手が他のプロ球団に所属したことがなければ、「生え抜き」として計算に入れる。 ただ元いた日本の球団から大リーグに挑戦し、「出戻り」で日本の同じチームに入った場合は「生え抜き」として計算に入れない。 というのも、日本では同じチームに戻ったとしても、大リーグに行ったということは「違うプロチーム」に入ったわけで、「生え抜き率」の基準では「生え抜き」に入らないからだ。 その例としては中日の川上であるが、彼の場合はブレーブスという「違うプロチームにいた」ということになるので、ここでは「生え抜き」として計算しない。 しかし、過去にあった分配ドラフトは考慮しない。 あれは球団消滅という事情があるので、楽天やオリックスにいる「元近鉄」、「元オリックス」の選手は近鉄やオリックス以外のプロ球団に所属していなければ、「生え抜き」として計算する。 ということを基に、12球団の「生え抜き率」を投手、捕手、内野手、外野手の順番で計算していきたいと思う。 なお選手状況は11月15日時点。 つまり、今日行われたトレードは考慮される。 そして2013年ドラフト組に関してだが、契約が交わされていない選手も多々いるが、今の時点ではその球団の戦力なので、計算に入れるものとする。 更に基準を出来る限り同じにして計算を行いたいので、今回は「育成枠」の選手は入れない。 純粋に「今現在支配下登録されている日本人選手」で計算する。 ○投手の生え抜き率 まずは12球団の今時点の投手を表示すると・・・ ・巨人 平良、宮國、田中太一、田口、松本竜也、今村、公文、笠原、一岡、菅野、澤村、小山、田原、高木、江柄子、西村、越智、福田、須永、星野、山口、阿南、久保、香月、青木、内海、杉内(計27名) ・阪神 藤浪、歳内、松田、岩本、秋山、金田、田面、二神、岩崎、岩貞、藤原、山本翔也、鶴、西村、玉置、白仁田、小嶋、榎田、岩田、渡辺、久保田、久保、安藤、高宮、能見、筒井、加藤、吉見、福原(計29名) ・広島 中村祐太、中崎、戸田、大瀬良、九里、今村、中田、池ノ内、福井、野村祐輔、前田健太、今井、武内、西原、中村恭平、齋藤、小野、大竹、岩見、篠田、大島、梅津、上野、永川勝浩、河内、江草、久本、横山(計28名) ・中日 若松、川崎、西川、鈴木翔太、阿知羅、岡田、小川、濱田、伊藤、又吉、福谷、井上、小熊、田島、武藤、辻、矢地、岩田、祖父江、大野、山内、浅尾、吉見、高橋、鈴木義広、中田、朝倉、山井、小林正、雄太、三瀬、岩瀬、山本昌(計33名) ・横浜 北方、伊藤、国吉、柿田、三嶋、小林寛、加賀美、阿斗里、平田、三上、冨田、山口、山下、真下、土屋、田中、井納、安部、小杉、須田、加賀、藤江、高崎、小林太志、大原、林、神内、菊池、長田、藤井、三浦(計31名) ・ヤクルト 田川、児山、杉浦、平井、由規、山本、小川、石山、徳山、大場、増渕、秋吉、木谷、岩橋、八木、日高、赤川、金伏ウーゴ、村中、江村、古野、山本哲哉、七條、阿部、久古、中沢、押本、松岡、館山、石川(計30名) ・楽天 今野、古川、釜田、松井、大塚、森、濱矢、横山、宮川、則本、菊池、田中、戸村、武藤、高堀、福山、西宮、辛島、相原、塩見、相沢、美馬、永井、上園、青山、片山、長谷部、金刃、小山、齊藤、川井(計31名) ・西武 相内、佐藤勇、菊池、福倉、大石、増田、山口、十亀、野上、松下、田中、岩尾、中崎、高橋、武隈、宮田、豊田、藤原、岡本洋介、涌井、牧田、岸、平野、小石、松永、岡本篤志、川崎、西口(計28名) ・ロッテ 二木、西野、益田、阿部、唐川、南、黒沢、大嶺、藤谷、吉原、石川、川満、松永、植松、藤岡、中後、上野、小林敦、大谷、香月、中郷、内、成瀬、木村、伊藤、荻野、服部、古谷(計28名) ・ソフトバンク 武田、吉本、千賀、星野、加治屋、森、岡本、笠原、川原、岩崎、東浜、二保、伊藤、嘉弥真、山田、巽、金、山中、大場、柳瀬、藤岡、寺原、森福、大隣、摂津、新垣、五十嵐、帆足、江尻(計29名) ・オリックス 森本、塚原、山田、西、吉田、東明、佐藤駿一、戸田、柴田、松葉、古川、海田、大山、桑原、佐藤達也、平野、金子、近藤、東野、甲藤、伊原、前田、八木、比嘉、馬原、小松、岸田、中山、井川、平井(30名) ・日本ハム 大谷、上沢、運天、中村勝、白村、高梨、浦野、鍵谷、屋宜、斎藤、榎下、大塚、河野、佐藤、金平、乾、吉川、齊藤勝、新垣、森内、谷元、矢貫、増井、根本、宮西、木佐貫、多田野、武田久、石井、武田勝(計30名) となる。 そこから、「生え抜き」投手を列挙し、その横に「生え抜き率」を表示したい。 ・巨人生え抜き 平良、宮國、田中太一、田口、松本竜也、今村、公文、笠原、一岡、菅野、澤村、小山、田原、高木、江柄子、西村、越智、福田、星野、久保、内海(計21名、生え抜き率:77.8%) ・阪神生え抜き 藤浪、歳内、松田、岩本、秋山、金田、田面、二神、岩崎、岩貞、藤原、山本翔也、鶴、西村、玉置、白仁田、小嶋、榎田、岩田、渡辺、久保田、安藤、能見、筒井、福原(計25名、生え抜き率:86.2%) ・広島生え抜き 中村祐太、中崎、戸田、大瀬良、九里、今村、中田、池ノ内、福井、野村祐輔、前田健太、今井、武内、西原、中村恭平、齋藤、大竹、岩見、篠田、大島、梅津、上野、永川勝浩、河内、横山(計25名、生え抜き率:89.3%) ・中日生え抜き 若松、川崎、西川、鈴木翔太、阿知羅、岡田、小川、濱田、伊藤、又吉、福谷、井上、小熊、田島、武藤、辻、矢地、岩田、祖父江、大野、山内、浅尾、吉見、高橋、鈴木義広、中田、朝倉、山井、小林正、雄太、岩瀬、山本昌(計32名、生え抜き率:97%) ・横浜生え抜き 北方、伊藤、国吉、柿田、三嶋、小林寛、加賀美、阿斗里、平田、三上、冨田、山口、山下、真下、田中、井納、安部、小杉、須田、加賀、藤江、高崎、小林太志、大原、三浦(計25名、生え抜き率:80.6%) ・ヤクルト生え抜き 田川、児山、杉浦、平井、由規、山本、小川、石山、徳山、大場、増渕、秋吉、木谷、岩橋、八木、日高、赤川、金伏ウーゴ、村中、江村、古野、山本哲哉、七條、久古、中沢、松岡、館山、石川(計28名、生え抜き率:93.3%) ・楽天生え抜き 今野、古川、釜田、松井、大塚、森、濱矢、横山、宮川、則本、菊池、田中、戸村、武藤、高堀、西宮、辛島、相原、塩見、相沢、美馬、永井、青山、片山、長谷部(計25名、生え抜き率:80.6%) ・西武生え抜き 相内、佐藤勇、菊池、福倉、大石、増田、山口、十亀、野上、松下、田中、岩尾、中崎、高橋、武隈、宮田、豊田、藤原、岡本洋介、涌井、牧田、岸、平野、小石、松永、岡本篤志、西口(計27名、生え抜き率:96.4%) ・ロッテ生え抜き 二木、西野、益田、阿部、唐川、南、黒沢、大嶺、藤谷、吉原、石川、川満、松永、植松、藤岡、中後、上野、小林敦、大谷、香月、中郷、内、成瀬、木村、伊藤、荻野、服部、古谷(計28名、生え抜き率:100%) ・ソフトバンク生え抜き 武田、吉本、千賀、星野、加治屋、森、岡本、笠原、川原、岩崎、東浜、二保、伊藤、嘉弥真、山田、巽、金、山中、大場、柳瀬、藤岡、森福、大隣、摂津、新垣(計25名、生え抜き率:86.2%) ・オリックス生え抜き 森本、塚原、山田、西、吉田、東明、佐藤駿一、戸田、柴田、松葉、古川、海田、大山、佐藤達也、平野、金子、近藤、伊原、前田、比嘉、小松、岸田、中山(23名、生え抜き率:76.7%) ・日本ハム生え抜き 大谷、上沢、運天、中村勝、白村、高梨、浦野、鍵谷、屋宜、斎藤、榎下、大塚、河野、金平、乾、吉川、齊藤勝、新垣、森内、谷元、矢貫、増井、宮西、武田久、武田勝(計25名、生え抜き率:83.3%) ○捕手の生え抜き率 まず12球団の捕手を列挙すると・・・ ・巨人 鬼屋敷、河野、小林、井野、実松、加藤、阿部(計7名) ・阪神 梅野、小豆畑、今成、小宮山、清水、岡崎、日高、藤井(8名) ・広島 磯村、会沢、白濱、上村、石原、倉(計6名) ・中日 桂、杉山、赤田、松井、田中、小田、谷繁(計7名) ・横浜 高城、嶺井、西森、靏岡、黒羽根、鶴岡(計6名) ・ヤクルト 西田、藤井、中村、星野、田中、新田、相川(計7名) ・楽天 内田、下妻、小関、岡島、伊志嶺、嶋、小山(計7名) ・西武 森、岡田、中田、藤沢、炭谷、武山、星、上本(計8名) ・ロッテ 田村、江村、吉田、小池、金沢、川本、里崎(計7名) ・ソフトバンク 山下、山崎、高谷、細川(計4名) ・オリックス 若月、伏見、伊藤、庄司、斎藤(計5名) ・日本ハム 石川、近藤、大嶋、荒張、市川、大野、尾崎、鶴岡、中嶋(計9名) となる。 そこから、「生え抜き」を列挙して「生え抜き率」を表示すると・・・ ・巨人生え抜き 鬼屋敷、河野、小林、加藤、阿部(計5名、生え抜き率:71.4%) ・阪神生え抜き 梅野、小豆畑、小宮山、清水、岡崎(5名、生え抜き率:62.5%) ・広島生え抜き 磯村、会沢、白濱、石原、倉(計5名、生え抜き率:83.3%) ・中日生え抜き 桂、杉山、赤田、松井、田中(計5名、生え抜き率:71.4%) ・横浜生え抜き 高城、嶺井、西森、靏岡、黒羽根(計5名、生え抜き率:83.3%) ・ヤクルト生え抜き 西田、藤井、中村、星野、新田(計5名、生え抜き率:71.4%) ・楽天生え抜き 内田、下妻、小関、岡島、伊志嶺、嶋(計6名、生え抜き率:85.7%) ・西武生え抜き 森、岡田、中田、藤沢、炭谷、上本(計6名、生え抜き率:75%) ・ロッテ生え抜き 田村、江村、吉田、小池、金沢、里崎(計6名、生え抜き率:85.7%) ・ソフトバンク生え抜き 山下、山崎、高谷(計3名、生え抜き率:75%) ・オリックス生え抜き 若月、伏見、伊藤、庄司(計4名、生え抜き率:80%) ・日本ハム生え抜き 石川、近藤、大嶋、荒張、大野、尾崎、鶴岡(計7名、生え抜き率:77.8%) ○内野手生え抜き率 まず12球団の内野手を列挙すると・・・ ・巨人 和田、奥村、辻、坂口、大累、立岡、中井、坂本、藤村、寺内、村田、脇谷、石井(計13名) ・阪神 北條、西田、陽川、大和、荒木、森田、上本、黒瀬、新井良太、西岡、坂、関本、鳥谷、新井貴浩(計14名) ・広島 堂林、鈴木誠也、美間、庄司、菊池、上本、安部、田中、小窪、松本、栗原、梵、東出、木村(計14名) ・中日 溝脇、高橋、吉川、福田、堂上直倫、森越、藤澤、中田、谷、荒木、岩崎、森野(計12名) ・横浜 桑原、渡辺、筒香、飛雄馬、白崎、宮崎、梶谷、山崎、加藤、石川、柳田、後藤、中村(計13名) ・ヤクルト 又野、山田、西浦、荒木、谷内、川端、川島、武内、三輪、森岡、畠山、田中、野口、岩村(計14名) ・楽天 三好、西田、中川、銀次、阿部、桝田、仲沢、岩崎、小斉、藤田、松井(計11名) ・西武 金子一輝、永江、山川、浅村、美沢、林崎、梅田、金子侑司、中村、片岡、山崎、渡辺、鬼崎(計13名) ・ロッテ 翔太、三木、井上、細谷、角、高浜、鈴木、青松、今江、根元、早坂、大松、塀内、井口、福浦(計15名) ・ソフトバンク 白根、今宮、牧原、塚田、李、高田、松田、明石、本多、金子、松中(計11名) ・オリックス 奥浪、園部、三ツ俣、堤、安達、小島、山本、縞田、原、高橋、後藤、平野(計12名) ・日本ハム 渡邊、宇佐美、森本、松本、西川、中田、中島、杉谷、大引、今浪、小谷野、飯山、金子、稲葉(計14名) となる。 ここから、「生え抜き」を列挙して「生え抜き率」を表示すると・・・ ・巨人生え抜き 和田、奥村、辻、坂口、大累、中井、坂本、藤村、寺内、脇谷(計10名、生え抜き率:76.9%) ・阪神生え抜き 北條、西田、陽川、大和、荒木、森田、上本、関本、鳥谷(計9名、64.3%) ・広島生え抜き 堂林、鈴木誠也、美間、庄司、菊池、上本、安部、田中、小窪、松本、栗原、梵、東出(計13名、生え抜き率:92.8%) ・中日生え抜き 溝脇、高橋、吉川、福田、堂上直倫、森越、藤澤、中田、谷、荒木、岩崎、森野(計12名、生え抜き率:100%) ・横浜生え抜き 桑原、渡辺、筒香、飛雄馬、白崎、宮崎、梶谷、山崎、石川(計9名、生え抜き率:69.2%) ・ヤクルト生え抜き 又野、山田、西浦、荒木、谷内、川端、武内、三輪、畠山、田中、野口(計11名、生え抜き率:78.6%) ・楽天生え抜き 三好、西田、中川、銀次、阿部、桝田(計6名、生え抜き率:54.5%) ・西武生え抜き 金子一輝、永江、山川、浅村、美沢、林崎、梅田、金子侑司、中村、片岡(計10名、生え抜き率:76.9%) ・ロッテ生え抜き 翔太、三木、井上、細谷、角、鈴木、青松、今江、根本、早坂、大松、塀内、福浦(計13名、生え抜き率:86.7%) ・ソフトバンク生え抜き 白根、今宮、牧原、塚田、李、高田、松田、明石、本多、松中(計10名、生え抜き率:90.9%) ・オリックス生え抜き 奥浪、園部、三ツ俣、堤、安達、小島、縞田、後藤(計8名、生え抜き率:66.7%) ・日本ハム生え抜き 渡邊、宇佐美、森本、松本、西川、中田、中島、杉谷、今浪、小谷野、飯山、金子(計12名、生え抜き率:85.7%) ○外野手生え抜き率 まず12球団の外野手を列挙すると・・・ ・巨人 大田、橋本、長野、加治前、松本、隠善、横川、矢野、亀井、鈴木、高橋(計11名) ・阪神 一二三、中谷、横田、俊介、緒方、伊藤、田上、柴田、狩野、高山、福留(計11名) ・広島 高橋、下水流、土生、中村、丸、鈴木、岩本、松山、天谷、赤松、迎、廣瀬、中東(計13名) ・中日 平田、松井、古本、井藤、大島、堂上、野本、藤井、和田(計9名) ・横浜 関根、乙坂、赤堀、井手、荒波、啓二朗、下園、多村、金城(計9名) ・ヤクルト 川上、比屋根、上田、松井、川崎、雄平、飯原、松元(計8名) ・楽天 柿沢、北川、榎本、島井、島内、聖沢、牧田、中島、鉄平、森山(計10名) ・西武 駒月、石川、木村、田代、斉藤、秋山、熊代、坂田、大崎、栗山、米野(計11名) ・ロッテ 伊志嶺、角中、加藤、荻野、清田、神戸、岡田、GG佐藤、サブロー(計9名) ・ソフトバンク 真砂、上林、江川、中村、福田、柳田、吉村、城所、長谷川、内川(計10名) ・オリックス 武田、吉田、駿太、西川、T-岡田、深江、宮崎、川端、坂口、中村、竹原、糸井(計12名) ・日本ハム 石川、岸里、谷口、岡、佐藤、北、鵜久森、陽、村田、赤田(計10名) となる。 ここから「生え抜き」を表示し、生え抜き率を計算すると・・・ ・巨人生え抜き 大田、橋本、長野、加治前、松本、隠善、矢野、亀井、鈴木、高橋(計10名、生え抜き率:90.9%) ・阪神生え抜き 一二三、中谷、横田、俊介、緒方、伊藤、田上、柴田、狩野(計9名、生え抜き率:81.8%) ・広島生え抜き 高橋、下水流、土生、中村、丸、鈴木、岩本、松山、天谷、廣瀬、中東(計11名、生え抜き率:84.6%) ・中日生え抜き 平田、松井、古本、井藤、大島、堂上、野本、藤井(計8名、生え抜き率:88.9%) ・横浜生え抜き 関根、乙坂、赤堀、荒波、啓二朗、下園、金城(計7名、生え抜き率:77.8%) ・ヤクルト生え抜き 川上、比屋根、上田、松井、川崎、雄平、飯原、松元(計8名、生え抜き率:100%) ・楽天生え抜き 柿沢、北川、榎本、島井、島内、聖沢、牧田、中島(計8名、生え抜き率:80%) ・西武生え抜き 駒月、石川、木村、田代、斉藤、秋山、熊代、坂田、大崎、栗山(計10名、生え抜き率:90.9%) ・ロッテ生え抜き 伊志嶺、角中、加藤、荻野、清田、神戸、岡田(計7名、生え抜き率:77.8%) ・ソフトバンク生え抜き 真砂、上林、江川、中村、福田、柳田、城所、長谷川(計8名、生え抜き率:80%) ・オリックス生え抜き 武田、吉田、駿太、西川、T-岡田、深江、宮崎、川端、坂口(計9名、生え抜き率:75%) ・日本ハム生え抜き 石川、岸里、谷口、岡、鵜久森、陽、村田(計7名、生え抜き率:70%) ○全体「生え抜き率」 ①投手 ・生え抜き数:309名、投手全体数:354名 ・全体「生え抜き率」:87.3% ②捕手 ・生え抜き数:62名、捕手全体数:81名 ・全体「生え抜き率」:76.5% ③内野手 ・生え抜き数:123名、内野手全体数:156名 ・全体「生え抜き率」:78.8% ④外野手 ・生え抜き数:102名、外野手全体数:123名 ・全体「生え抜き率」:82.9% ○「生え抜き率」ランキング  ①投手 ・1位:ロッテ ・2位:中日 ・3位:西武 ・4位:ヤクルト ・5位:広島 (ここからは全体以下) ・6位:阪神、ソフトバンク ・8位:日本ハム ・9位:楽天、横浜 ・11位:巨人 ・12位:オリックス ②捕手 ・1位:楽天、ロッテ ・3位:広島、横浜 ・5位:オリックス ・6位:日本ハム (ここからは全体以下) ・7位:西武、ソフトバンク ・9位:巨人、中日、ヤクルト ・12位:阪神 ③内野手  ・1位:中日 ・2位:広島 ・3位:ソフトバンク ・4位:ロッテ ・5位:日本ハム (ここからは全体以下) ・6位:ヤクルト ・7位:西武 ・8位:巨人 ・9位:横浜 ・10位:オリックス ・11位:阪神 ・12位:楽天 ④外野手 ・1位:ヤクルト ・2位:西武、巨人 ・4位:中日 ・5位:広島 (ここからは全体以下) ・6位:阪神 ・7位:楽天、ソフトバンク ・9位:ロッテ、横浜 ・11位:オリックス ・12位:日本ハム ○調べてみて 時間はそれなりに掛かったが、調べていて結構楽しかった。 それに新鮮な感じを受け、更に驚きも出てきたところがあった。 投手だとロッテ、中日、西武、ヤクルト、広島といったところが全体を超えた結果に。 ロッテはこれから涌井を獲得する可能性があるが、それでも今の時点で100%。涌井獲得で生え抜き率が急激に落ちることはなさそうだ。 中日は三瀬以外全て生え抜き。 投手王国を自前で作りつつ、あとは外国人助っ人に頼っている構図が見て取れた。 西武、ヤクルト、広島といったところは外国人投手を補強しつつ、生え抜きの若手を積極的に起用している方針が如実に表れた結果となった。 逆に下回ったのが7球団。 その中でオリックスが最下位になったわけだが、確かにオリックスは血の入れ替えが毎年激しい印象を持っており、このような結果になったことはある意味で自明だったのかなと感じている。 捕手に関しては阪神が最下位だったことが象徴的だった。 矢野から始まり、城島、藤井と、ここ10年ほどの正捕手が移籍組であり、日高を昨年補強したり、今年はFA宣言をした鶴岡を狙っているという報道が出たりと(撤退した報道もあったが)、移籍組で賄っていることがこの結果だと思われる。 内野手は補強を積極的に行う巨人、阪神、横浜にオリックスといったところが全体を下回る結果に。 逆に若手を起用している印象が強い広島、ソフトバンク、ロッテなどが全体を上回る結果となった。 そして外野手だと、バレンティンとミレッジという外国人選手以外は移籍組がいないヤクルトが100%でトップ。 ある意味で分かりやすい外野編成をしていることがトップの要因か。 中日も和田以外は生え抜きという結果に。 中日は野手を補強する時は他球団から補強する印象があり(かつての谷繁、和田)、堅実な補強をしている印象がある。 それでいて投手は生え抜きが多いのだから、見事である。 逆に日本ハムが最下位。 今年あった糸井が絡んだトレードなど、積極的な血の入れ替えが要因か。 なお12球団の全体上回り数と下回り数を見てみると・・・ ・巨人→1:3(上回り数:下回り数) ・阪神→0:4 ・広島→4:0 ・中日→3:1 ・横浜→1:3 ・ヤクルト→2:2 ・楽天→1:3 ・西武→2:2 ・ロッテ→3:1 ・ソフトバンク→1:3 ・オリックス→1:3 ・日本ハム→2:2 という結果になる。 この中だと全てのポジションで上回ったのが広島、下回ったのが阪神のみであった。  広島は1つも1位は無いのだが、安定して全体「生え抜き率」を上回っており、生え抜きが多いと言われる所以もわかった気がした。 逆に阪神は全てのポジションで「生え抜き率」が全体「生え抜き率」よりも低いという結果に。特に捕手の低さが際立つ結果となった。 また楽天が「生え抜き率」の結果が良くなかったが、これはチーム創設9年目ということが関係している。 要は創設当時は様々なところから選手を補強していたことがあり、基盤を作るには若手育成に並行して補強も行わないといけなかったわけであることを考えると、これに関してはしょうがないのかなとも感じる。 とても長い文章になったわけだが、最終的な結論を言えば、「広島は生え抜きが多いチームである」ということ。 これだけは確かだと思う。 あとは他球団の補強の仕方というのも見えた気がするので、この企画を行った意義はあったと思っている。 とりあえず、完全なる個人的趣味な話題で、なおかつ長い文章にも関わらずお付き合いいただき、感謝申し上げたい。

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